ミャク釣りの思い出

  ミャク釣部長  村井 眞一郎
私は東京の下町で生まれ、16才まで居りました。そこで父に鮒釣りに連れて行ってもらい、 父に
(釣りは鮒に始まり、鮒に終わる)と、言われた事を思い出しました。当時の東京は、付近に小川や池が多く

有りました。大きくなって色々な釣りをやり、歳を経て体力が落ちて来て、静かに釣る、鮒釣りに戻る。 と、
言ふ事です。

鮒釣りは腰を落として釣る、並べ釣りと、歩きながら釣る探り釣り(ミャク,シモリ釣り)等です。戦争で家を失い、
横須賀に住むように成り海釣りをする様に成りました。当時の海釣りにおける餌はゴカイしか知りませんでした。

対象魚はハゼ、ダボハゼ、小メジナ、アイナメ等で、十糎位からの魚は大事な食料でした。 
又、ナイロンハリスが出始めた時で、1米で十円位して大事な糸でした。現在で言うと二百円 位になりますか、

なにせ、五十年も前の事ですから。そして、船釣りが苦手な私は磯釣りをする様に成りましたが、年ですね、
足腰が弱って,磯釣 りが出来なく為った今、当時小中学生だった息子達と楽しんだ、ミャク、シモリ釣りを

思い出 し、皆さんに御奨めしたいのです、其れは川釣りのシモリ法を利用したやり方ですが、川や池 で 
葦の間や水藻の間等で良く釣れる方法です。其の侭の仕掛けで、ハゼ等も釣れます。

  


海の場合は玉浮のサイズを大きい物に替えます。間隔は10〜15p位取ります。
 

玉浮の数で、1米〜1米五十糎位の変化には充分に対応できます。
家族での釣り等には最適かと思い御奨め致します。竿は渓流竿が、柔らかくて楽しめます。
堤防やブロックの間、小磯でも充分対応できます。
注意 !! 魚の大きさによって、針、ハリス、竿のトータルバランスを変えて下さい。
戻る