ち〜むめと〜ず

　　　

三崎港も暗くなり始める頃、１台の古びた赤いステーションワゴンが三崎港のとある１岸壁にゆっくりと姿を現した 良く見ると、運転席に中年の男が１人・・・（運転席に男が２人居たら凄く怖いぞ！）その車が岸壁に静かに止まった 運転席の男は車から出るでも無く辺りを観察している様だ、知り合いでも探して居るのだろうか 一瞬、此方と目が合った！　やばい！　 その男の目は鋭く、まるで研ぎ澄まされたナイフの刃先の様な印象を私に与えた 目が合った私は、鳥肌が立ち、一瞬ちびってしまった、が、しかし彼の視線は私に止まる事は無く通り過ぎた。 何だろう、誰だろう、何をしに来たのだろう、恐い奴だ、そう思った時、私の奥底に居る意思が、係るな、考えるな、 と私に警告している様な気がした、しかし、どうにも気になる、気付かぬ振りをして、それとなく私も観察してやろう 辺りはもうすっかり暗くなったと言うのに、相変わらず男は車から出て来る様子は無い・・・不気味だ！ いったい奴は何をしにこの三崎の岸壁にやって来たのだろう、まさか！人が居なくなるのを待って・・・・ 中の見えないスモークガラスの中には・・・女の　しししし、し　た　い　が・・・うわーーーーーーーーー こえーよっ　こえーよ　しかもその死体は・・・バラバラに切り刻まれて、顔は潰されて、手の指紋は削られて・・・ あれ！心なしか釣人が少なくなってやしないか！やべ〜　どうしよう〜　 なんで皆こんな時に限って帰るのが早いんだよ！　あいつは絶対女の死体か何かをこの三崎に捨てに着たんだ。 奴が気になっているのは俺だけなのか？　みんなあいつに気がつけよー　 しかし、ここで、きっと奴にとっては思いもしない出来事が起った、それは、この岸壁一帯に外灯が灯ったのだ！ そうだった、この三崎港は比較的に２４時間明るいのだった。 お！奴が動き始めたぞ！　きっとこれは不味い！とか思っているんだろう、そしてもっと人気の無い港あたりに 移動するんだ！きっと！・・・だが、依然として動く気配がしない 暫くして車のドアが開いた、男が出てきた、ん！　黄色いジャンパーに黄色いズボン？帽子を被っているのは解るが やけに派手な格好で死体を捨てにきたのね？もう少し地味で目立たない格好しろよ殺人犯！！ ん？誰の味方をしてるんだ？俺は！ 男はその辺りをうろつき始めた、と　そこへワンボックスが１台入って来た、運転席の窓が開いた 奴に話し掛けている・・・おいおい！そいつは殺人者で死体を捨てに来ているんだぞ！・・・笑顔で話をしてるぞ 話が済んだとみえて男は車に戻った。どうやら移動する様だ、先程のワンボックスは外灯の下に止まった。 男の車が動き出した、ああ　これで突然私を襲った非日常的緊張から脱出出来る。 だが、男の車はあろう事か先程のワンボックスの隣に止まったではないか・・・ど、ど、如何言う事だろうか わかった！　事態は切迫いているのだ、２人は仲間だ！　共犯者だ！　やばい！　やばいよ！！ ２人の男は何やら笑顔で話し始めた、オカシイぞ！・・・なんで笑顔なんだ、死体を捨てに来た殺人者らしからぬぞ ２人の男は自分の車のバックドアを開けた、まさか！おいおい今死体を捨てる気か？しかも明るい外灯の下で！ 男達は車から徐に死体を降ろした・・・・ん？死体じゃない！　パイプ椅子？・・・コールマンのコンロ？ 鍋、ミネラルウオーター？・・・ウイスキー？はて？人が居なくなるまで飲みながら待とうとでも言うのか？ ２人の男達は飲み始めたではないか、２台共バックドアが開いたままだ、私は真実を知りたくなった。 知らん顔して通り過ぎながら車の中を見てやろうと・・・私は行動した、まずは赤いステーションワゴンだ！ 恐る恐る車に近づいた、気付かれない様に、そして・・・私は見てしまった。 く　車の中には・・・ま、真っ赤に染まった・・・ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ギヤャ〜〜〜〜 ・・・つづく 　　　　↑　つづくって・・・ま、真っ赤に染まった物って・・・何だよ〜どうせ潰れたトマトとか 荷物の下敷きになって飛び出て来たケチャップとか、倒れて零れた赤いインクとか、ペンキとか、 そんなもんだろ！と言うご意見が他にも・・・私の考えていた物が全て・・・あ〜あ　全滅です。　あははは！　 おかげで創作意欲が無くなったワイ！　と、言う訳で冗談話は、オチの無いままでおしまい

写真だけ見て勝手に想像して下さい

お楽しみ頂けましたでしょうか？ え？ 手を抜くなって！ あ！いや、決して手を抜いた訳ではなくて 御免なさい！ ゆるして！ お願い m（＿　＿）ｍ

も、ど、る